シンガポールに複数回行く方法を教えます【海外発券】【ストップオーバー】【観光】

はじめに

「シンガポールが最終目的地ではないけど、行けるなら行ってみたい」
「シンガポール航空のストップオーバーじゃないと途中滞在は無理?」

シンガポールは海外旅行の目的地として、鉄板の魅力があるのは言うまでもありません。
ただ、 一度行ったことがあるなら、どうせなら次は他の国に行くほうが楽しいでしょう。

この記事では、シンガポールを旅のゴールとするのではなく、経由地にして滞在する実践的な方法について解説します。
航空会社のHP、旅行代理店では案内していないような、乗り継ぎの注意点も案内します。

私自身、2019年にシンガポール経由アンコールワット、2022年にシンガポール経由ドバイをやったことがあります。
また、コロナ禍前の2019年にJGC修行でFOP50,000ポイント到達しましたが、那覇ーシンガポール路線を活用しておりました。

ストップオーバーできるのはシンガポール航空だけ

ストップオーバー(英語: Stopover, S/O、アメリカ英語: Layover)または途中降機(とちゅうこうき)とは、複数航空路線の乗継をする場合において、乗継地点に24時間以上滞在することを指す。

航空券の発行上、途中降機地点とそうでない単なる乗継地点は明確に区分される。

Wikipediaより

(この記事内ではシンガポールの空港は「チャンギ空港」と呼びます)

シンガポールでストップオーバーできるのは、チャンギ空港を本拠地にした「シンガポール航空」だけです。
シンガポール航空で、日本発メルボルン行きのようなフライトを予約すると、通常シンガポールに立ち寄るため、
ストップオーバーという形で途中滞在することができます。

なお、シンガポール航空はANAが所属する、スターアライアンス所属です。JAL所属のワンワールドではありません。
JAL修行する際は、ストップオーバーはできませんので、自分でワンワールド系列の海外発券ルートを探す必要があります。

海外発券は怖くない

海外発券とは、その名の通り日本以外の海外発のフライトを予約することです。
それこそ、JALやANAであっても海外発券することができ、日本でストップオーバーしつつ、海外Aから海外Bへ周遊することができます。
(この場合別途行き帰りのチケットが必要ですが)

国内線であれば旅行代理店を使わず、直接フライトを取れるのに、海外になった途端に旅行代理店に丸投げするケースをよく見ます。

旅行代理店を使わず、自分で海外発券するメリット

  • 費用面で抑えられること
  • 自由な行程を組めること

自由な行程という点で、
旅行代理店で扱っていない周遊も自在に組み立てることができます。シンガポールを経由する2つのケースで解説します。

海外発券は怖くありません。旅行代理店を使わずに、自分で海外発券をするのは結構簡単です。
旅行の計画を立てているときが一番楽しい、と言われますが、海外発券ルートを探すのも意外と楽しいものです。

海外発券の流れ

  1. Googleフライトで便を確認
  2. Googleフライトのリンク先の航空会社サイトからフライト予約
  3. その後、パスポートなど必要な情報を登録

シンガポールのホテルも、ExpediaやAgodaなど予約サイトから自分で予約できることに慣れると面白いです。
(マリーナベイ・サンズの場合、メンバーシップに登録して、自分で予約したほうが良いです)

直行便のないケース【アンコールワット】

カンボジアのアンコールワット(シェムリアップ)は日本から直行便がありません。
旅行会社のパンフレットを見てみると、タイ、ベトナムを経由することが多いみたいで、シンガポール経由はほとんど目にしません。

しかしシンガポールのチャンギ空港は、アジアはもちろん世界でもトップクラスのハブ空港であり、
アジアであれば大抵どこでも一発でアクセスできてしまいます。

私の場合、羽田ーシンガポールをJAL便往復で抑え、途中でシンガポールーシェムリアップをLCC直行便で往復しました。
中国人が多く、日本人はほとんど乗っていませんでした。

直行便のあるケース【ドバイ】

ドバイはJALでもANAでも直行便があります。
また、サーチャージの負担の少ないエミレーツ航空も便数も多いことから、よほど事情がある場合を除き、
直行便を使用するケースが多いと思います。

私の場合、羽田ーシンガポールをJAL便往復で押さえ、途中でシンガポールードバイをエミレーツ便で往復しました。

2022年時点では、羽田発の便は相当高額の燃油サーチャージが発生しており、
エミレーツの羽田ードバイも例外なく、燃油サーチャージが発生していました。
燃油サーチャージを入れると、羽田ードバイの直行便はJALもエミレーツも相当高額でした。
(当時サーチャージがないのはカタール航空だけでしたが、カタール航空の値段は高騰していました。)
そこで、羽田出国便をサーチャージの安い東南アジア便(JAL羽田ーシンガポール)を使い、
シンガポールからエミレーツでドバイへ入ることで、飛行機代を抑えつつ、JALマイルを貯めるようにしました。

エミレーツ便はエアバスA380の2階建てだったことを覚えています。
当然ながら、日本人はほとんど乗っていません。

ドバイは直行便と経由便はどちらが正解か?【ワンワールド】【スターアライアンス】

【注意】当日乗り継ぎする場合

チャンギ空港に到着したその日のうちに、チャンギ空港から出発する場合、注意が必要です。
同日のフライトであっても航空会社が変わる場合は、一度チャンギ空港で出国手続きをし、再度入国手続きが必要になります。
結構時間がかかるので、乗り継ぎには時間の余裕を持つことを強くおすすめします。

【反対意見】2カ国はしんどい、肝心の目的地がぼやける

2カ国行くということは、現地通貨換金も2カ国分、変換コンセントも2カ国分、wifiも2カ国分対応することになります。
場合によっては海外旅行保険も影響があるかもしれませんし、気候の面でも負担があります。
結構面倒ですし、当然費用もかかります。
優先度が高いのは目的地であることは変わりないので、無理に2カ国目に立ち寄らなくてもいいかもしれません。

日本以外の拠点を持つ安心感

この点日本以外の国を、第2拠点のように育てておくと、旅の柔軟性がグッとあがります。
バンコクでもドバイでもハワイでもいいんですが、私の場合シンガポールがフィットしました。

シンガポールを海外拠点とするメリット

  • 英語圏であること
  • チャンギ空港の居心地の良さ、街のアクセスの良さ
  • 食事面と衛生面の良さ
  • 地下鉄カード、現地通貨など一旦保持しておけば、使い回せる
  • ハブ空港ならではのアクセスのよさ

まとめ

海外発券を使い、シンガポールを旅の経由地とすることで、シンガポールに複数回行く方法を解説しました。
狭いとはいえ、観光スポット満載で、訪問するたび新たな発見がありますので、ご参考にしてください。

チャンギ空港はいつ行く?どれくらい時間をかける?【最新スポット】【シンガポール】【観光】