社会人が海外留学を成功させるたった1つの戦略【ワーホリ世代でなくても】
「30歳超えてしまったけど、海外留学しようかどうか悩んでいる。20代だったらワーキングホリデー使っていたんだけど・・・」
留学したい気持ちはあるけれど、仕事のこと、お金のこと、家族や恋人のことが心配で踏み切れない。
はたして留学すべきかどうか?留学した後の生活はどうなってしまうのか?
この記事では、ワーホリ世代を過ぎてしまっても諦めずに留学できる方法を記事にしています。
はじめに
ワーホリ以外の情報は少ない
社会人語学留学というと、ほとんどがワーキングホリデーの話ですが、その上の世代の社会人留学情報が少ないように見受けられます。
セミリタイア後、趣味で英語を行っているケースは多いですが、語学留学するケースは少なく、
本格的に海外移住するケースもヒットが、そこまでの覚悟はない。
会社を辞めたあと、転職に向けてキャリアアップや資格取得する、ないし失業保険のもらい方のケースは多いが、就職しないケースは少ない。
社会人留学が終わった後、再就職・元の会社に戻るケースは多いが、留学後に独立開業を行うケースは少ない。留学中の生活だけでなく、帰国後の生活や経済面の影響も見据えて、退職後セミリタイアの1年目を海外留学にあてるケースとして、現在進行系で残しておく。
MBA or 大学・専門学校 or 語学留学どれがいい?
結論から言うと、 MBA or 大学・専門学校 or 語学留学とありますが、語学留学が良いと思われます。
なにより、海外で専門分野の勉強したいのであれば専門学校に行くべきであり、
MBAや大学を目指すのであれば目指すべきです。
ただ当然ながら専門分野を理解するための基礎知識や、TOEFLのスコアなど、留学前に日本国内で必要条件を満たす必要があります。
そのため、語学を学びたい、海外へ留学したいというだけであれば、語学学校で十分です。
留学後の見え方は?
私自身前職は4大監査法人に勤めていました。そこでの新入社員、中途社員の採用現場での英語経験の肩書や見え方についての個人的所感を記載します。
海外英語経験やTOEIC等スコアは、その人の学歴などのバックボーン同様、履歴書に載せる内容です。
スコアはともかく、海外英語経験を見るにあたっては、海外の大学学位を持っている本格派なのか、語学学校行っただけのカジュアル派なのか、といった中身は、就職にはほとんど影響はしませんでした。
会社が求めるタイミングにハマるかどうか(≒運)が最も重要であって、大学のストイックさ vs 語学学校の薄さはおまけ程度でした。結局は「英語使える人」という括りの中で、その人の人間性やフィーリングや相性が全て、のようでした。
そういう面からも、語学学校で良いと思います。
1カ国目はフィリピン
語学留学、特に英語圏は国も学校もいくつも選択肢がありますが、そのなかでも最初の1カ国目はフィリピン留学はおすすめです。
主な特徴は、距離の近さ、物価の安さ、長くても6ヶ月、一般的に3ヶ月以下で終了する短期プログラムであることでしょう。(3ヶ月で100万円ほど、海外旅行保険と航空券は除く)
主な特徴
- ホームステイやシェアハウスではなく寮生活(1人部屋〜4人部屋程度)であること
- 授業はマンツーマンが多めに設定されていること
- 外出制限などのスパルタ教育があり英語漬け環境になること
- 講師のイントネーションの質も年々上がっていること
ただし、日本人にとってフィリピンが最終目的地になることは考えにくいですし、聞いていたよりも日本人割合が多い(日本語を使ってしまう)などのマイナス要素もあります。まずフィリピンで英会話の恐怖心を克服したうえで、万全を期して2カ国目に自分の行ってみたい国に行くのが良いかと思います。
セブ島留学 or シンガポール留学?
アジアの英語圏といえば、フィリピンとシンガポールです。
シンガポール英語は「シングリッシュ」と呼ばれ、独自のイントネーションですが聞き取りやすいうえ、英語が完全な母国語になっています。
シンガポールは観光地としてはセブ島よりもメジャーですが、 シンガポールの語学留学の話はほとんど聞いたことがありません。ネットで調べるとエージェントで扱っているようですが、あまりメジャーではないような印象です。強いて言えば大学留学先としてはありだが、語学留学先としては微妙なのかもしれません。
食事、治安、観光、交通網など、日本人が暮らすのであればシンガポールは最強なのですが・・・
エージェントの取り扱いが多いのが、フィリピンの中でもセブ島です。日本資本、韓国資本の語学学校が多く、良い競争原理が働いており、ハズレが少ないようです。
写真↓はシンガポールの宿泊先そばにあった大学
マリーナベイサンズに泊まったほうがよい?【シンガポール】【ホテル】【プール】【観光】
2カ国目が本命(カナダ or オーストラリア)
次の2カ国目は、カナダ、オーストラリアがおすすめです。 ここからは完全に自分自身の好みですが、イギリスやアメリカへ行ける人は行けば良いですし、そうでなければ、長期留学に耐えられる国土の広さがあり、イギリス、アメリカ比べると格段に安い、カナダ、オーストラリアがおすすめです。(6ヶ月で150万円ほど、海外旅行保険と航空券は除く)
私見ですが、カナダとオーストラリアのどちらかであれば、カナダの方が圧倒的に良いです。
オーストラリアは良くも悪くもオーストラリア(ニュージーランドも)で完結している国です。またイントネーションも癖があります。
他方、カナダはアメリカ(世界標準の物差し)の物理的、心理的近さがあります。世界標準の物差しに近い、という点はどうでもいいようでいて、結構大事なポイントです。
世界情勢、経済傾向、人種問題、アメリカ人(の大半はNYやLAではなく、内部の人間)の考え方、などを留学の機会に体感として知っておくことは良いことですし、それが留学の醍醐味かもしれません。帰ってきた後の影響を考えると、アメリカに近いカナダで過ごしたほうが長い目で遥かに良いです。
ただ、冬の時期は長いので、スケジュールと相談しましょう。
アメリカ or イギリス
お金があるならば本場のどちらかが良いです。カナダやオーストラリアを選ぶ理由はないでしょう。
留学エージェントに話を聞いてみる
以上30歳以上の留学の見極め方を解説しました。記事にも書いた通り、ワーキングホリデーを使えなくても海外留学を諦めることはありません。
留学エージェントの説明会に参加し、話を聞いて見るところから始めてみるのがよいでしょう。
エージェントによっては2カ国で割引があるところもありますし、特定の国に強いエージェントもあります。費用感、サポート体制も重要な要素で。ネットで調べるのも良いですが、一度webでも対面でもよいので、説明会に参加してみてください。
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